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私は毎日、アシュタンガヨガを練習しています。アシュタンガはポーズの流れが決まっているので、毎日1.5時間同じことを繰り返します。アシュタンガは前後左右、様々な方向にカラダをチャレンジさせます。それぞれのポーズにどう向き合うかは、その人の在り方そのもの。辛く難しいシチュエーションにおかれた時にどういう自分が出てくるか、それが練習にも出てきます。自己流でやってしまうと怪我など危険が伴う為、良き指導者に習い、一つ一つポーズを完成させながら、次に進んでいくという旅路です。

私はヨーコ・フジワラ先生に出会い、ヨガのアーサナや哲学などを学び、新しい世界観と自分の可能性を見つけるキッカケを得ました。そこから週に2回、オンラインで指導を受けています。アシュタンガを始めて4年、今はカポターサナというポーズを練習しています。中級シリーズの難関ポーズで、アシュタンガをやっている人ならそれぞれにいろいろな思い出があるだろう激ムズの名物ポーズ。

私は2年かけてやっとこんな感じで、手の先が足の先にようやく触れられるようになったところ。最終的には踵を掴む必要がある。一進一退を繰り返し、感覚的には3ヶ月毎に1mm程度ポーズが深まっていて、私の足のサイズは28cmなので、計算上はあと7年でポーズが完成する。オーマイガッ。

しかし、拷問のように見えるこのポーズも実はめちゃくちゃ気持ちいい。痛みが出た時の対処については、ヨーコ・フジワラ先生は凄く骨太な理論を持って指導してくださるので、カポターサナにおける痛みは今のところ無く、とことん気持ちいいカポターサナを経験させて頂いている。クライマックスの時は白目を剥いてしまっているのではないかと思うほどに、アチラの世界と繋がりそうな恍惚感を得ることができる。私は重度の頸椎ヘルニアだった為、脊椎の使い方が凄く下手くそだったこともあり、アシュタンガで脊椎の正しい使い方を学んで以降、泣きたくなるほどに気持ちいいストレッチセンセーションを感じることがある。それを自分のカラダひとつでできるのだから、アシュタンガはやめられない。

6年程前は重度の頸椎ヘルニアで苦しんでおり、左腕と、左手の人差し指と親指は痺れ、頸椎の鈍痛が慢性化していて、名医と呼ばれる整形外科の先生から「60代より酷い首です。岡田さんが60の時には90代の首です。良くなることはなく、加速度的に悪くなると思うので、覚悟しておいてください」と絶望的なことを言われた。お先真っ暗なこと言うなぁと凹んだものだ。先生が出してくれたのは強い神経痛の鎮痛剤。

その後、ヨガに出会えて本当に良かった。私は現在42歳だが、30代の頃よりも居心地が良いカラダになった。20代の頃にも、こんな強さを感じたことはない、と思うほどに漲っている。

アシュタンガは初級シリーズをヨガ・チキッツァ(内臓の浄化)、中級シリーズをナディ・ショーダナ(神経の浄化)と呼ばれている。初級では前屈をとことん繰り返し、体も深く捻ることで、内臓に働きかける。そして、中級シリーズは後屈から始まる。前屈と後屈で比較すると、人は普段の生活では圧倒的に前屈する機会の方が多い。ついでに、目が前についているので、カラダの前面に意識が行くことが多い。そこで後屈をトレーニングしていくと、背骨が強化/浄化され、ミラクルが起き始める。

「ヨガの練習を続けると自然が定めるカラダになっていく」とは色々なヨガの教えで語られれているが、最初は「ナチュラルでゆるい感じ」と思っていた。が、違った。考えてみれば、自然は過酷だ。過酷な自然が求めるカラダは、強くしなやかなカラダだ。

例えば、カポターサナが体に対して要求するものは多く、過酷だ。私のカポターサナの課題は主に足の強さが足りないこと。加えて、腸腰筋ももっと伸びるだろうし、肩関節ももっと開くと良い。それらが噛み合って漸くポーズが出来上がっていくのだろうな、というイメージが沸くと同時に、それができるようになった時のカラダはもっともっと進化している筈。「過酷な自然が求めるカラダ」ってめちゃくちゃカッコイイやんと思う。見渡せば、ヨーコ・フジワラ先生のクラスにはアシュタンガの正式指導者の方々がゴロゴロと居て、1020年と続けるベテランヨギばかりで、皆さんかっこいいお姿をしている。

気持ちいい程度でポーズから抜け出している私はヒヨッコだなぁ。もうちょっと攻めてみようかしらと思った今日の練習でした。

アシュタンガでは呼吸をプラーナと呼び、プラーナはサンスクリット語で「エネルギー」を指す。呼吸をエネルギー源として取り込み、そのエネルギーを外に漏らさぬように、カラダの中を循環させるエネルギーワーク。呼吸の在り方も、その人の性格を映し出す。私はかつて浅く、荒い呼吸の持ち主で、アシュタンガの練習を始めて1-2年は上手に呼吸ができなかった。漸く吸えるようになってから、体の使い方も心の在り方も劇的に変わった。

私たち人間は、物理的に呼吸と食事を唯一のエネルギー源としています。そして、その二つは意識によって自由に変えられる。もし私達が、呼吸と食事を上手にコントロールできるようになったら、私たちはきっと今より強くなる。

そう、私達が強くなれるかどうかは、この呼吸と食事をどうコントロールするかにかかっていると思うのです。

だから、私達koyomiはお客様とヨガと食事を楽しみながら、理想的な呼吸と栄養を取り込むお手伝いをしています。

<ジュースライフという理想的な食事習慣>

https://koyomi-juice.com/?mode=f4

 

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