幸運は不幸の姿をしてやってくる

その時はめっちゃくちゃ辛くても、それがキッカケで結果的に良い方向に進むことがあります。私の人生においても、一回だけでなく、何度もあったことに気付きます。皆さんはいかがでしょうか。
幸運は不幸の姿をしてやってくる。
この有名な言葉を感じる時に、ある有名な経営者の方に、経営者にとって一番大切な資質はなんですかと聞いた時の「運が良いこと」という回答を思い出しました。
また別の有名な格闘家の言葉も連想しました。その格闘家は周囲から話しがあると、何に対しても、例え耐えがたい辛いニュースであっても「Good」と答えるという。低いドスの効いた声で「Good」。
私は正直、「運が良いこと」という資質は自分で育むことができない、天性のものと聞こえていたので、それが経営者にとって一番大切な資質であると言われても素直に飲み込むことができませんでした。格闘家の「Good」もただただ言っているだけだろう、と。
でも「幸運は不幸の姿をしてやってくる」という体験に照らしてみるとその経営者や格闘家の方が言っていることの本質が少し理解できた気がします。
つまり、何事にも「幸運」を見つけ出すポジティブな気持ちがあるか、ということかと思う。または、不幸の中にも、そこから逃げずに、その不幸と向き合う胆力があるのか、とも言えるかもしれない。
仮に不幸な出来事が起きて、その不幸に怒り、恐れ、受け入れることを拒否した場合、その不幸に隠された幸運からの一緒に逃げてしまうことになる。
言い訳をしたり、自分の心を誤魔化したり、またはアルコールに頼ることでも手軽に不幸から遠ざかることが出来る。
不幸を拒否することは簡単です。
不幸を受け入れ、存分に味わい尽くす中で、新たな希望の光にありつく。これは結構辛いプロセスだけど、その先に「転機」が確実にあったことを思い出す。
でも、「神様、幸運をください!」とか、「僕は運が良いんだ!」と言うだけで何も起きない。つまり、無い物を求めても、ないものはない。
だから、既にあるものに目を向けるということだと思う。不幸なことが起こったならば、その不幸に全力で集中してみる。「この不幸の中に幸運が隠されている筈だ」と沈黙して、試練を味わい尽くす。すると奇跡が起きる。
でもこれって奇跡ではなく、自然の法則なのかもしれない。
だとすると「運が良い」というのは、不幸と向き合うメンタルをトレーニングすれば育める後天的な資質であると考えることができる。
つまり、マインドセットとトレーニングで運気はあげられるということだったのか!?Wow!
不幸の中から、幸運を見つけ出す練習をすること、それが日頃の所作になるほどになると、きっとあらゆることから幸運を引き出すことができるようになる。「運が良い」とはそういうことなのかもしれない。
何事にも、Good と受け入れられるように日々、練習です。
<貴方のラッキーカラーは何色ですか?>